農家の存続を目指した“新しいお茶の形”とは|ジェニトピ

きみくら株式会社が、有機栽培の煎茶を使用したエコティーカップという新しいお茶の形を提案。カップの底に茶葉、その上に網が張られているため、お湯を注ぐだけでリーフ茶の本格的なおいしさが手軽に味わえます。環境にもやさしい作りで、オフィスでの会議やアウトドアなどさまざまなシーンで活躍するエコティーカップを生み出しました。

Background

個食化や利便性のなさ(急須などが必要)から、お茶を急須で淹れる行為が日本の家庭から減り、そのまま液体で飲めるペットボトル茶の普及とともにリーフ茶の国内需要は減少しています。そこで、おいしく、+αの加工がいらない「リーフのお茶」を、利便性を損なわず飲める手段として、エコティーカップが考案されました。
また、きみくら株式会社の掲げるビジョン「美しい茶畑景観を100年後に続くようにしていく」を叶えるためには、農家さんの存続と安定した収入を得られることが必須。そのため、高値で取引される一番茶「リーフ茶」の普及を目指しています。

Target
自治体や組合、イベントの実行などの団体で活動している方や、福利厚生・環境などに配慮している企業がメインターゲットです。

Why Now?
今年の新茶で採れた(5月初旬)、摘みたての茶葉を使用したため、7月の販売開始となりました。また、さまざまな企業に商品利用を促すためにも、秋からのイベント増える前(企画段階のタイミング)にリリースされています。

Planning Point

「お茶をリーフ茶で飲むこと、それだけでSDGsである」という考えのもと、有機栽培の煎茶を使用することにより、環境面に配慮し、手軽でおいしく便利な商品になっているエコティーカップ。「美しい茶畑景観を100年後に続くようにしていく」といったビジョンのもと、農家の存続のためにリーフ茶の普及を目指しながら、まずは手に取ってもらいやすいように、設計から工夫されている点がポイントです。

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