タンスのゲンが挑戦する地方活性『地域特産リデザイン』とは|ジェニトピ

家具・インテリアのEC事業を展開するタンスのゲン株式会社は、九州の地域特産品を再構築し、日本国内外へ届ける「地域特産リデザイン」プロジェクトを始動。その第1弾として、福岡県の老舗酒造メーカーと提携し、「日本酒の飲み比べセットKAWA」を新発売しました。「日本酒飲み比べセットKAWA」は、インターネット販売用として、同一銘柄で製法の違う日本酒を5本セットに商品化されており、製法による違いを味わうことができます。

Background

同社がある福岡県は、蔵元数全国5位を誇り、古くから比較的冷涼な環境と、酒造りに適した軟水が流れる筑後川を有しており、日本酒の産地として有名です。一方で、戦後から日本酒産業は、酒の多様化により衰退の一途を辿り、現在の出荷量はピーク時の4分の1以下に減少。業績悪化のため休業、廃業に追い込まれる酒蔵が増加しています。タンスのゲンは、EC・インターネット市場での製造販売で培ったノウハウを生かし、日本酒の新たな販路としてインターネットを利用することで、地方の特産品と日本全国・世界を繋げることができると考えたそう。そこから、インターネット販売向けに企画した「日本酒飲み比べセットKAWA」の新発売に至りました。

Target
福岡の日本酒について興味がある方や、日本酒の製法の違いについて興味がある方に加え、「体験を通して、もっと日本酒のことを知りたい」という日本酒ファン層およびライトユーザーに向けて企画されています。

Why Now?
日本酒販売の最盛期は、秋冬が一般的です。しかし、本企画は「地域特産品をリデザインすることで、その価値を世の中に問う」という目的があったため、日本酒のシーズンにはこだわらなかったそう。それよりも、このような取り組みを同社が始めたことを知ってもらい、九州の他の地域特産に関わっている事業者に興味を持ってもらうため、できる限り早いタイミングでのリリースを意識しています。

Planning Point

インターネット販売用に同一銘柄で「製法」の違う日本酒をセットにして商品化することで、より日本酒の製法について知ることができたり、自身の好みやお酒選びの基準を新たに発見することができたりと、新しい体験の提供をおこなっていることがポイントです。また、この企画に至った背景をXなどで語ることで、商品認知とともに、よりその商品や福岡の酒蔵、地域特産などの価値が伝わるのではないかと考え、その辺りを意識したコミュニケーションをおこなったそうです。

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