地域×アートの手引き。経済産業省『×ART』|ジェニトピ

経済産業省では、これからアートプロジェクトをはじめようとする、地域や自治体、企業の方々の手引きとなり、地域の活性化に資する、新たな文化創造やアートの普及促進を目的とし「×ARTスタートアップガイドライン」を2024年2月22日に公表しました。このガイドラインでは、アート活動の基点となる3つのエンジン「アーティスト」「自治体や企業」「地域の人」が、どのようにプロジェクトを進行していったのかを、つまづくポイントや理解を得られにくい効果・影響の部分を可視化し、アート活用の際のルールや制度・法令、アートと地域の関係を循環させていく、仕組みづくりの部分までを解説しています。

Background

経済産業省では、アートなどの文化芸術が経済社会を支える大きな力の一つであるという認識のもと、アートと経済社会が互いに支え合いながら発展していく仕組みを作るために、「アートと経済社会について考える研究会」を立ち上げ、報告書を作成しました。

報告書の中で、地域の公共の場や使われていない空間を活用したアートプロジェクトは、地域のコミュニティ形成やブランディング向上などの価値を生み出す一方、プロジェクトをおこなうためのノウハウ不足により、取り組む地域は限られていることが判明。この現状を踏まえて、アートプロジェクトをはじめようとする人々の手引きとなることを目的に、本ガイドラインを作成・公表しています。

Target
本ガイドラインは、地域でアートプロジェクトを始めたいと考えている方々や、自治体・企業の担当者を対象とし、効果や事例、具体的な進め方を知りたい方、またプロジェクト実施にあたって活用できる制度を知りたい方をメインターゲットにしています。

Why Now?
2023年7月に「アートと経済社会について考える研究会」の報告書を公表したところ、アートに携わる方々やアートの活用を考える企業、地域の方々から注目を集めたそう。こうしたアートへの注目を、一過性のものではなく具体的なプロジェクトに繋げることが大切だと考え、2023年度内に公表することを意識して進行されています。

Planning Point

アートプロジェクトに関心を持った方に、「まず手に取ってもらう」「親しみやすさを感じてもらう」ことが重要であると考え、政府から出している他のガイドラインと比べて、デザインにこだわったり、事例やイラストを多く入れたりといった工夫をしています。そして、本ガイドライン全体を通して、アートプロジェクトの進行を包括的に理解することができるよう、意識して作られているそうです。

Others
引用元
ガイドライン

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