防災のハードルを下げる“スクショ防災”公開|ジェニトピ

イーデザイン損害保険株式会社が、「そのときクルマに乗っていたら?スクショ防災」の特設サイトを立ち上げました。同サイトを通じて、災害に対して日常的に備えてもらうとともに、災害にあった際に車中避難等に必要な情報を提供することで二次災害を防ぎ、「事故のない世界」を目指します。

Background

全国各地でさまざまな自然災害が発生するなか、2016年に発生した熊本地震では避難者の7割が車中避難を経験※1したほか、2024年1月に発生した能登半島地震でも、多くの方が自動車で避難し、大渋滞が発生するなど、自然災害とクルマは非常に密接な関係にあります。南海トラフ地震については、70~80%の確率で、30年以内にマグニチュード8~9クラスの地震が発生するとされており、災害対策は急務とされています。※2

一般的な防災/被災対策は、多くの情報が発信されていますが、運転中の大地震等の被災や、震災後車中避難を余儀なくされた場合、また、そもそも被災時に重要な移動手段となる車の防災についての情報が一般的に不足しています。「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションに掲げる同社として、「災害×クルマ」のシーンに直面した際に役立つ情報を知ってほしいという想いを込めて、特設サイトを開設したそう。今後も、被災されたお客さんの声や実態をさらに調査し、被災された方の現状に少しでも役立つコンテンツを、災害への注意や関心が高まるタイミングに合わせて拡充していくとのことです。
※1 熊本県知事公室 危機管理防災課 2017年3月13日「平成28年熊本地震に関する県民アンケート調査結果報告書」より
※2 2020年1月24日時点、国土交通省の発表より

Target
メインターゲットは、車を運転する人や同乗者で、クルマ×防災・災害・避難におけるコンテンツを提供しています。さらに、スマホサイトには、災害時に身動きが取れなくなってしまい、救助要請が必要な際に、自身の居場所を知らせるために役立つ「SOSモード」も搭載。車の所有に限らず、災害時に使えるという意味で、老若男女すべての方も対象にしています。

Why Now?
過去の災害発生時期には、防災意識が高まります。そのため、能登半島地震発生から100日であり、熊本地震発生日の直前である4月11日にタイミングをあわせ、情報を発信されたそうです。

Planning Point

①状況を想像できるタイトル
平常時は、なかなか防災に意識が向かないのが現状。そのため、「そのときクルマに乗っていたら?」という、実際に状況を想像できるようなタイトルを付け、まずはコンテンツに興味を持ってもらうことを意識しています。

②防災のハードルを下げる“スクショ”という仕組み
「防災」は、多くの人が「考えたくはないけれど、いざという時のために備えなければいけないこと」だと感じているもの。一方で、実際に何をしたらよいのか、どう備えればよいのかを調べ、準備するには一定の労力が必要です。『スクショ防災』は、その名の通り、スクショできるくらいの短さで要点がまとまったコンテンツにすることで、「とりあえずスクショだけしておこう」と気軽に防災ができるような、“防災のハードルを下げる”ことを大切にしています。

Others
引用元
「そのときクルマに乗っていたら?スクショ防災」特設サイト

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