Background
『清浄』を立ち上げることになったきっかけは、代表の松本さんが大学生の頃に、ベトナム・ホイアンにある聴覚障がい者が働くカフェに訪れたこと。そのカフェの店員は、全員が聴覚障がい者のため、耳が聞こえない・口で話すことができない方々で、注文は筆談などでおこなうスタイル。また、お客さん同士は会話をしてはいけないというお店だったそう。そこで時間を過ごし、生き生きと働く店員さんの姿を見ているうちに、障がい者の方も自分も同じ世界にいる、“障がいが障がいでなくなる環境”があることに気が付きました。その経験から「誰もが自分の人生に“無限の可能性”を感じられる環境を作り、発信すること」を目標に、一般社団法人Possibleの立ち上げと『清浄』のオープンに至ったそうです。
Target
Planning Point
『清浄』は、Possibleが掲げる「環境づくりで障がいはなくせる」という理念を、誰もが気軽に訪れることのできる「カフェ」という形に落とし込んだ場所。耳が聞こえない・聞こえづらい、大きな音が苦手など、多様な特徴と個性を持つ方々が、社会で当たり前に活躍できる場所という部分を大切にしつつ、来店した方はもれなく言葉以外のコミュニケーションを求められるため、耳が聞こえない・聞こえづらいといったことが“障がいにならない”という感覚を肌で感じることができます。
店舗に訪れるお客さん一人ひとりから、大阪へ、そして世界へと「障がいのない場所」が広がっていくように、音以外もコンセプトとしながら、誰でも気軽に入れるカフェとしてさらに展開していくそうです。
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