越後湯沢で地域全体の空き家活用に挑戦。『Little Japan ECHIGO』オープン|ジェニトピ

 2023年4月1日、新潟県南魚沼郡湯沢町に、新たな旅館・まちづくり拠点『Little Japan ECHIGO』がグランドオープンします。『Little Japan ECHIGO』は、廃業になった「旧小松旅館」をリノベーションし、1階スペースには、地域に開いたカフェ・バーを備えたホテルとなる予定です。

Background

湯沢町には、高齢化により宿泊施設の運営が難しく、廃業の道を選んでしまう方や、続けてはいるものの、満足のいく運営ができていない方が増加していました。なかなかお客さんがいらっしゃらないという理由ではなく、継承の問題で運営が難しくなっている状況を解決するため、地域の空き家を活用し、エリア全体を盛り上げるプロジェクトのひとつとして『Little Japan ECHIGO』がオープンします。

Target

①宿泊業で起業したい人材
官民連携で「湯沢町起業型地域おこし協力隊(宿泊業)隊員活動支援業務」を募集し、ノウハウの共有、空き家の紹介、資金調達の支援等による起業支援を行うことで、空き家を活用して起業する人材の育成にとどまらず、地域全体の空き家の活用を目指しています。

②二拠点居住・多拠点居住やオンラインなどの需要がある層
二拠点・多拠点居住者、ワーケーション等の長期滞在者、旅行者、オンラインでつながる方など、さまざまな形で関わる人を増やし、多様な関係人口としての関わり方をデザインすることにより、地域全体の空き家活用を目指しています。

Why Now?

「地域おこし協力隊」の1人目の隊員となる國部さんが着任されたタイミングと、湯沢町のスキーシーズンが終わり、閑散期となる春以降地域内のコミュニケーションが取りやすい時期ということで、4月1日のオープンに至りました。今後、地域内の宿泊施設オーナーや住民の方と、どのような町づくりをしていくのか、しっかりと話し合いながら進めていきたいとの想いも込められています。

Planning Point

①官民連携のプロジェクトで安心感を
湯沢町自体が、空き家や事業継承の問題解決に注視していたこともあり、湯沢町が主体となった実態調査や「地域おこし協力隊」の実施などを行うことができた結果、地域住民にも安心してもらえるような活動となっています。

②資金目的だけではないクラウドファンディング
「資金を集める」という目的よりも、まずはこのプロジェクトを知ってもらいたいという想いでクラウドファンディングを実施。実際に、クラウドファンディングを通じてプロジェクトを知った方からリアクションを得たり、関わってもらえるような機会が創出されたそう。

③代表・柚木さんのご経歴
柚木さんは、もともと農林水産省で働かれており、そこから独立・起業の道を歩まれています。そのため、“元官僚”という切り口も、話題化のポイントになっているそうです。

Others

●引用元
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000024445.html

●公式サイト
https://ljechigo.com/

「地域おこし協力隊」隊員募集
https://smout.jp/plans/10580

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