【種類別】プレスリリースの書き方|メディアに取り上げられるプレスリリースのノウハウ

メディアへ情報を発信し、PRを行なう手段として用いられる「プレスリリース(ニュースリリース)」。

構成については「プレスリリースの組み立て方」にて紹介しましたが、本記事では「プレスリリースの種類」と、企業・団体の事業発表(ニュース)を発信する際の「記載すべき要点」をまとめて紹介します。

プレスリリースの種類と公開のタイミング

プレスリリースの種類は大別すると2種類に分類され、そのタイミングも大きく20種類に分けることができます。

コーポレート情報

  1. 総務・人事情報
    オフィス移転をはじめ、人事異動、役員交代など、総務や人事関連の新情報を発表。
  2. 決算・資金調達・資本提携
    経営状況や財務状況(資金調達や資本提携)、業績動向に関する情報を発信。
  3. 業務提携
    他社とのシステムやサービス、代理販売などの業務における提携を発表。
  4. 売上・業績報告
    売上状況や予約状況、アプリダウンロード数などの業績好調を発表。
  5. 社名・ロゴ変更
    社名やロゴを変更における、理由や理念、新デザインを発表。
  6. CSR発表
    CSR(corporate social responsibility=企業の社会的責任)に関連する動向を起こす際に発表。
  7. 社内制度・福利厚生制度
    ユニークな内容や社会に注目を得られそうな社内制度や福利厚生制度を発表。
  8. 不祥事対応
    自社で不祥事が生じた際に、謝罪や対応について発表。
  9. 誤情報の訂正
    自社に関する誤情報が出回った際に、訂正情報を発表。
  10. 報道見解発表
    報道や社会動向において、見解を求められる際に発表。

プロダクト(マーケティング)情報

図1:プレスリリースの種類

  1. 新商品・新サービス発表
    新商品や新サービスの概要や特徴、その開発背景(社会背景)を発表。
  2. イベント告知(案内状)
    イベント概要や目的、出演者を発表。メディア取材誘致を行なう際は、案内状も必要。
  3. イベント事後レポート
    イベントで開示した内容やイベントの様子をレポートにまとめて発表。
  4. イメージキャラクター就任
    タレントなどをイメージキャラクターとして起用したことを発表。
  5. CM放映・広告展開
    自社製品やサービスの新たなCM放映や広告を展開したりする際に発表。
  6. 商品・サービスリニューアル
    既存サービスのリニューアルや機能追加などの更新情報を発表。
  7. キャンペーン告知
    一般向けキャンペーンを実施する際のキャンペーン概要や目的を発表。
  8. コラボレーション
    他社と共同による商品開発やイベント実施などのコラボレーション概要を発表。
  9. 社員・製品の功績発表
    社員や自社製品に対して、外部の賞などを受賞した際の功績を発表。
  10. 調査レポート
    調査機関などで調査を実施し、自社に関連のある社会事象としてレポート形式で発表。

プレスリリースの書き方

プレスリリースは、上記で紹介したように様々な種類と発表のタイミングが存在し、「プレスリリースの組み立て方」にて紹介した構成を細分化すると下図のようになります。

2ページで構成する場合には1ページ目では「タイトル」と「サブタイトル」で興味を引き、「開発背景(社会背景)」を踏まえて、「商品特徴」を記載し、要点をまとめます(必須事項)。2ページ目では、「Item①」「Item②」に分け、要点を補強していきます。

図2:プレスリリースの構成

例えば、家電などの物販系が新商品のプレスリリースを作成する場合は、1ページ目に「必須事項」の新たに搭載した機能がもたらす効果や新技術の特徴など要点と合わせて、その機能・技術を提供するに至った開発背景、社会背景にも似たユーザーニーズについて記載します。特に、この「開発背景(社会背景)」がニュースとして記事化する上で、ストーリーに厚みを生む要素になるため、熱を込めて記載してください。

2ページ目では、メディアが新商品情報を記載しやすいように、「商品概要」となる「サイズ」や「カラー」「価格」「販売店舗」など商品情報の詳細を記載し、情報補強を行ないます。(Item①)さらに、新商品の発売に合わせた割引や予約キャンペーンなどの付帯情報も合わせて記載し、生活者がお買い求めしやすいタイミングであることも記載します。(Item②)

しかし、いざプレスリリースの作成を始めると、この「商品概要」が過半数を占めるリリースとなってしまう可能性があり、「企業広告」に留まり、PRのニュースによる情報拡散には程遠いものに陥ることもあるので、ご注意ください。

一方、アプリ系のプレスリリースでは、「ジャンル」や「対応OS」、キャラクターデザインなどの「権利表記」、各ダウンロート先のURL「AppStore」「Google Play」、「公式SNSアカウント」を記載します。(Item①)こちらが新作アプリである場合は、世界観をつくるプロデューサーをはじめ、キャラクターデザインやキャラクター声優などのビジュアルを合わせて記載し、アプリの世界観や面白さが伝わるように構成します。(Item②)

その他、Item①に記載する様々な概要は下図になります。
服飾系や飲食店舗系、不動産系とそれぞれ概要項目が存在するので、参考にしてみてください。

図3:概要記載一覧

広報担当者の力量が試されるプレスリリース

広報担当者にとって、プレスリリースを作成し、メディアを通して生活者(社会)といかに手を握れるかが腕の見せどころになりますが、「新商品・サービスがない」「新キャンペーンが打ち出しにくい」といった内的要因によって、メディアから問い合わせが来た際に動く、“守りのPR(広報)”になっている企業が多く見受けられます。

一事業や商品に依存するPR・広報活動に留まらず、「ニュースがなければ、ニュースを生み出す」ようなニュースをプロダクトする“新たなプロダクトPR”としての意識を持って臨むことが今後求められると思われます。ここでは紹介しきれなかったイベント告知(案内状)や調査レポートについては、「調査リリースの考え方とつくり方」も合わせてご覧ください。

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