メディアプロモートの流れとポイント【WEBメディア編】

⟳ 2021.12.17更新

WEB PRとは?の記事では、WEB PRを行う場合の一連の流れを簡単にご紹介しました。本記事では、WEBメディアに特化したメディアプロモートの各ステップをより詳しく、さらにPR視点でのポイントも踏まえ、より効果的なメディアプロモートの仕方について解説していきたいと思います。

メディアプロモートとは?
企業の広報/PR活動において欠かせないメディアプロモート。これは、自社の情報を、テレビ/新聞/雑誌/ウェブなどの、様々なメディアに取り上げてもらうために行うアプローチを指します。手段としては、メール、電話、訪問(メディアキャラバン)でのアプローチがメインになります。

メディアプロモートまでの道のり①【プレスリリース作成】

プレスリリースの作成では、①タイトル②写真、この2つでほば勝負が決まると言っても過言ではありません。それぞれのポイントを解説します。

1.タイトル
メディアの編集部は1日にたくさんの企業から何千通ものプレスリリースが送られてくるため、編集部が最初に見る部分がタイトルになります。タイトルを見て興味が湧かない限り、本文まで目を通すことはまずありません。つまり、「どれだけ良いタイトルをつけられるか」が記事化への鍵を握っているということです。

良いタイトルのポイントとしては

  1. タイトルは30文字程度に収める
  2. ニュースは何なのか、事実を正確に伝える
  3. 具体的な数字など、インパクトのある表現を使う

以上の3つが挙げられます。

先述した通り、編集部は短時間で大量のプレスリリースに目を通すため、長いタイトルは好まれず、パッと見た瞬間に理解できるくらいの長さ(30文字程度)が望ましいとされています。また、あまりに大袈裟で抽象的な書き方だと、読み手の印象に残りにくいため、「何がニューストピックなのか」という事実を正確に伝えることを心がけましょう。同時に、意外なワードを組み合わせてキャッチーな表現にしたり、数字を活用してインパクトを作っていくと、より質の高いタイトルが作れます。

2.写真(key visual)
メディアは「どんな画が撮れるのか」と写真映えに対して強い関心があります。つまり、プレスリリースにある写真を見て「このビジュアルで取材をすれば、良い画が撮れそう」と思わせたら勝ちです画質が良く、そしてタイトルと同様にインパクトのある写真を使いましょう。

メディアプロモートまでの道のり②【プレスリリース作成】

次に、作成したプレスリリースをメディアに配信するリスト(メディアリスト)を作成します。ここでポイントとなるのが、配信する情報の「切り口」をいかに見出すことができるか、ということです。

図1:メディアリスト作成のポイント

切り口とは、その情報を語るときに「主語」が何になるのか?ということです。「アイスの新商品発売」という情報の場合、「○○アイスが○月○日に新発売」というのが一般的なストレート切り口ですが、一方で「インスタ映え抜群な可愛い○○アイスが新発売」とすれば、女性系メディアにとって親和性の高い情報になります。

例えば、「タレントAがプロデュースした、○○企業のインスタ映えするアイスが○○日に発売」という情報の場合、

  1. ビジネス、経済系メディアには「○○企業が発売するアイス」
  2. エンタメ、芸能系メディアには「タレントAがプロデュースするアイス」
  3. グルメ系メディアには「インスタ映えするアイス」

というように主語が変わります。

このように、何通りの言い回しが出来るのか、その情報に存在するあらゆる「要素」を掘り起こすことができれば、その切り口に適したジャンルのメディアをリスト化できるため、幅広く親和性の高いメディアに配信することが可能です。これによって、質の高い優れたメディアリストが作成できます。

メディアプロモートのメール、電話、訪問(メディアキャラバン)のポイント

作成したメディアリストを元に、ワイヤーサービスにてプレスリリースを配信すると同時に、より掲載確度を高めるため、メールと電話からも編集部にアプローチをしていきます。メールと電話のどちらにおいても重要になってくるのが、先述した「メディアのジャンルごとに情報の切り口を変えてアプローチする」ということです。それにより、プロモートした際もメディアにより親和性を感じてもらい、興味を持ってくれやすくなります。さらに、興味を持ってもらえれば、訪問(メディアキャラバン)にも繋がりやすいため、意識的に取り組んでみましょう。

図2:プロモートメール・電話のポイント

1.メール
メールでは、プレスリリースを添付し、それを簡潔に要約したものを送信します。メールの冒頭に、メディアにとってニュースにできるような、引きのあるポイントがどこなのか明記し、読み手にとって見やすいよう工夫することが大切です。そして場合によっては、メディアのジャンルごとにメールのタイトルや本文を変えて送信。メディアリスト作成の際に見出した切り口を元に、それぞれに適した内容にすることで、編集部の関心を引くことを狙います。

提供する情報がこのメディアで記事化された場合、どういう見出しになりそうか、予め想定して考えたものをいくつか記載することで、編集部に記事化のイメージを持たせやすくします。

2.電話
電話をする際に気をつけるべきポイントは、実際にメディアを見て特性やコーナーなど確認し、下調べ(媒体研究)をしてから電話をかけること、そして、メディアに適した文脈で話すことです。メディアのことを知らないまま話してしまうと、的確に情報が伝わらないため相手の関心度も下がってしまいます。そのため、下調べを行い、提供する情報がメディアとどういった親和性があるのかを確認しましょう。

次に、電話では、提供する情報と似たようなジャンルを扱っている担当者に繋いでもらうようにアプローチします。ウェブメディアには、ジャンル別にコーナーやカテゴリーが設けられていることが多いです。自分が提供する情報は、そのメディアのどこに掲載される可能性があるのかを確認し、その担当者に直接アプローチすることで、掲載確度はグッと上がります。

担当者に繋いでもらった後は、プレスリリースの到着確認を行います。「プレスリリース作成のポイント」でも述べたとおり、編集部は1日に大量のプレスリリースが送られてくるため、全てに目を通すことは困難です。そのため、埋もれているプレスリリースを見てもらうよう電話で促します。そして、プレスリリースを見てもらいながら、提供する情報の概要を簡潔に説明し、メディアのどの部分と親和性があるのかを伝えていきます。

このように、メディアプロモートの一連の流れとしては、はじめにメールでリリースを送ってから電話をし、担当者に繋いでもらい、リリースの到着確認をしてから本題に入る、という手順になります。メディアは常に情報に追われ忙しいので、情報の伝え方もできるだけ端的に、そして失礼のないような態度を心がけましょう。

3.訪問(メディアキャラバン)

すでにリレーションのある担当者や、電話でアポイントがとれた場合は、訪問(メディアキャラバン)を行うことも手段のひとつです。実際に商品やサービスを体験してもらえるだけではなく、直接やり取りをすることで、リレーションの構築にも繋がりやすいなどのメリットもあるため、ここぞという時は、アプローチしてみましょう。

気をつけて欲しいポイントは、せっかく時間をいただいたにも関わらず、「ただプレスリリースを手渡ししたい」「名刺交換をしたい」などが目的だと、逆効果になってしまう可能性があるという点です。“対面するからこそできること”を準備し、相手のメリットをしっかりと考え訪問しましょう。

メディアプロモート豆知識

これまでメディアプロモートにおいてのポイントをご紹介しましたが、ここでひとつ、裏テクニックとしてお伝えしたいことがあります。それは編集部の人と仲良くなることが掲載への一番の近道、ということです。「メディア」にアプローチするよりも、「個人」を攻めた方がよりダイレクトに情報を伝えることが出来ます。メールを送るときもメディアの代表メール宛てではなく、個人(メディアのライター)のメールアドレスに送ることができれば尚良いでしょう。

日ごろのメディアプロモート活動においても、編集部とリレーション構築を図っていくことが大切です。具体的なリレーション構築のポイントは、

  1. 電話の際、「御社のメディアを読んだ」という旨を伝え、感想を伝える
  2. メールの返事は即レス。スピーディーな対応を心がける
  3. プロモートして掲載されたら、すぐ御礼の連絡をする

上記の3つです。3は特に重要で、プロモートに必死で掲載の依頼はたくさんしているけれど、いざ掲載されたら安心してメディアへのアフターフォローを怠ってしまうケースがしばしば見受けられます。このような事が連続して起こると、メディアからの信頼は一気に失われ、今後のリレーションにも影響してしまいます。感謝の気持ちを忘れずに、きちんとお礼を言いましょう。

これらの上記の項目は一見簡単なように見えますが、意外とおろそかにしがちです。基本的なメディアプロモート活動に加えて、このような小さいことも徹底して行って初めて、「完璧なメディアプロモート」と言えるでしょう。

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