『b8ta』に見る、リテールの新しいカタチとは?

b8taは、スタートアップのガジェットやIoTデバイスを扱い、その場で体験・購入ができるショールームを展開するスタートアップです。現在はPalo AltoやSanta Monicaなど8店舗を展開しています。

それでは実店舗の何が新しいカタチなのでしょうか?

AT Kearneyによる2014年の調査では、買い物客の90%が店頭で直接商品を購入する方を好むと回答しています。更に、2017年の「未来の消費者に関するグローバル調査」では、企業にとって重要な7つの行動指針を明らかにしており、その1つに、顧客ニーズの細分化による個人レベルのマーケティングの必要性と、それを実現するためのデータの重要性をあげています。

b8taは、単なるショールームではなく、次の2点において新しいカタチと言えるでしょう。1点目は、一般的に新会社が小売店に商品を置いてもらうまで数ヶ月かかっていましたが、b8taでは商品を置くのに数日しかかからない点。2点目は、導入企業にサブスクリプションを月額で提供している点です。

オンライン上で、店舗ごとに価格やマーケティングのコントロールや、リアルタイムでのデータ(訪問者やサービスへの印象など)の取得ができます。これまで、webサービスでは一般的だったリアルタイムでのデータ取得を実現にし、顧客のニーズに素早く対応することを、IoT製品やガジェットなどのハードウェアでも可能にしたのです。

Palo Altoの店舗に行ってみると、ヘルスケアやロボットなど80点以上の製品があり、興味深いものもあれば、まだまだβ版だなという印象のものも。製品の横にはiPadが設置されていて、説明やプロモーション動画を見ることができます。

全ての製品に置いて統一されており、この見せ方は上手いなと思いました。(特にコンセプトムービー、購買意欲が増します…)

実際にb8taで販売されいた製品のうち、アップルストアやTSUTAYA家電などで販売されているものもありました。

今後もb8ta発信で、世界的なプロダクトが生まれることを期待するとともに、今後もリアルとwebのシナジーによる新しいリテールの形にも注目していきたいです。

b8ta(https://b8ta.com/

 

関連記事

  1. 「トライブマーケティング」を企画に落とし込むには?話題の3事例をトライブ視点で紐解いてみる

  2. 三井住友海上『やってみるカメ?プロジェクト』好反響のワケは日本人の特性を加味した細部へのこだわり

  3. 『sopo』大ヒットを手掛けたNOINに訊く。ユーザーのロイヤリティ化を促す3つの施策

  4. 2019年ヒットアプリから考察する、アプリプロモーション成功のカギと2020年のアプリトレンド予測

  5. 放送55周年で見えたラジオサブスクの意義。リスナー待望『ANN JAM』実現の裏側に迫る!

  6. なぜチャミスルは日本でヒットした?生活者からの“好意的な認知”獲得を目指す眞露の戦略とは

  7. ローソン広報部大解剖!“年80回トップ取材”の実績に裏付けられた集・攻・守のカルチャーとは

  8. 団地再生のカギは“住民共創”にあり。茶山台団地再生プロジェクトを支えたコミュニケーション戦略とは