つくば市×ヘラルボニーが“福祉の魅力”を持ち寄る店『融点』をオープン|ジェニトピ

株式会社ヘラルボニーが店舗コンセプトと空間を設計した、つくば市内の福祉事業所が魅力を持ち寄る店『融点』が、2024年6月27日につくば市役所にてオープンしました。店頭には、つくば市内の福祉事業所がつくるパンや野菜などの食品や、アクセサリーやバッグなどの雑貨が数多く並び、商品とともに、商品の背景にある、それぞれの事業所が大切にしている福祉に対する考え方も店内に展示されています。店舗を訪れる人と福祉事業所で働く人とが出会い、障害や福祉について考えるきっかけの場となることが期待されています。

Background

「世界のあしたが見えるまち」をビジョンとして掲げるつくば市は、「頼れる福祉」という観点で「すべての人が自分らしく生きるつくば」を推進しています。これまで、つくば市が期間限定のイベント形式で開催していた「福祉の店」を、市役所という市政の中心に設置。継続的な売り上げによる障害のある方々の賃金向上に加え、市役所を訪れるまちの方々と障害のある方々の新しい接点の創出を目的として、常設営業を決定しました。

Target
メインターゲットは、これまで「障害」や「福祉」と関わりのなかった方。障害福祉の当事者ではない方が訪れたくなるような店舗づくりを目標に、ヘラルボニーがコンセプトから店舗体験まで、トータルプロデュースを手がけています。

Planning Point

これまで「障害」や「福祉」との接点がなかった人々が障害のある人々と出会うきっかけとなり、交流が生まれることで、多くの人に福祉を身近に感じてほしいという思いから、つくば市と対話を積み重ね、創り上げています。店舗は、参加するつくば市内の福祉事業所の商品を陳列するだけでなく、その商品をつくり出す背景でそれぞれの事業所が福祉・利用者の方々・施設環境に対して大切にしている考え方を商品とともにお届けする、ギャラリーのような設計を意識しています。

また、店舗や公式HPを見た際に美しいと感じ、来店したいという衝動につながるよう、公式HPや店舗のデザインや商品のディスプレイなど、さまざまなクリエイターに協力してもらいながら、細部までデザインや見せ方にこだわっています。

Others
引用元
公式HP
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