1日で30万IMP超の話題に!おもちゃのAED『トイこころ』|ジェニトピ

株式会社坂野電機工業所が、遊びながらAEDを知るおもちゃ『トイこころ』の予約販売に向け、2024年9月6日にホームページを公開しました。サイト公開から24時間で、30万超のインプレッション数を獲得した本製品は、告知から約1年半をかけて完成しました。

Background

開発者の坂野さんは、現在の坂野電機工業所の代表になる以前、臨床工学技士という資格を持ちながら、医療系の仕事に8年間携わっていました。その頃から、AEDの大切さや理解不足を実感すると同時に、AEDにとても思い入れがあったそう。こうした経緯を経て、坂野電機工業所に入社し、工場の顧客へ安全性を提供する目的で、AEDの販売を始めました。しかし、その際にも、AEDがいまいち理解されていないと感じたそうです。それから、AEDを販売するだけでなく、AEDの大切さや理解度を高めてもらうための活動をしたいと考え、AED認知活動がスタートしました。活動のテーマは“楽しく”。今回のおもちゃの前には、ペーパークラフトのAEDなども公開したそう。その活動の一環として、今回のおもちゃが作られました。

AEDの一般市民利用がはじまって20年、AEDの認知度などは向上したものの、関心の薄い人はそこから先の理解をするフェーズまでは、なかなか到達していません。この層に、AEDについて学び・理解してもらうためには、まず興味を持ってもらうことが重要だと考えたそう。そこで目を向けたのが、「おもちゃのお医者さんセット」。子どもが、おもちゃの注射器や聴診器で遊ぶことで、その役割や使い方を知るきっかけになります。AEDもおもちゃにできれば、AEDで子どもが遊び、学べる世界が作れると同時に、親も一緒に学び、理解することができる。そうすることで、おもちゃとして遊んでいたAEDが街中にあることに気づき、その先にある具体的な学び(心肺蘇生法)につながるとの考えから、開発にいたりました。

Target
ターゲットは小さな子ども。このおもちゃが、家で遊ぶアイテムになってほしいとの想いが込められています。また、今回は少量での生産ですが、すでに全国の保育園・幼稚園に置きたいという声も多くあがっていることから、実現に向けて活動しているそう。現在の幼稚園では、施設によって心肺蘇生法を知る講習などもあるため、機械的な本物のAEDではなく、“はじめましてのAED”として『トイこころ』を使ってほしいと考えているそうです。

Why Now?
9月8日~14日は救急医療週間、9月9日は救急の日に制定されており、救急とAEDの繋がりが深いことから、このタイミングでの公開となりました。ここから、先行販売を予定している11月~12月に向けてさまざまな情報を提供し、多くのファンを作っていきたいと考えています。

Planning Point

『トイこころ』の完成までに、さまざまな分野の医療従事者に意見をもらったり、保育園の先生、イベントに来場した子どもたちに触ってもらったりしたそう。加えて、『トイこころ』のLINEオープンチャットを開設し、現在も色々な意見をもらいながら、製品に反映しています。また、関わってくれた人には『トイこころ』のファンになってもらえるよう意識してコミュニケーションをとっているそうです。

Others
引用元
公式サイト

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