東急不動産ホールディングス株式会社(以下、東急不動産HD)と傘のシェアリングサービス『アイカサ』を展開する株式会社Nature Innovation Group(以下、アイカサ社)が連携し、渋谷駅半径600mに、コンビニの店舗数を越える100か所以上の傘立て設置を行う「傘のいらない街 渋谷」を6月19日から開始しています。街全体で「使い捨て傘ゼロ」を目指すことはもちろん、CO₂の削減など、環境負荷軽減に寄与しながら雨の日経済圏を活性化するとともに、渋谷エリア全体の資産価値向上を図り、持続可能な街づくりの新たなロールモデルを目指します。
Background
東急不動産HDが2024年3月にアイカサ社に出資したなどの背景から、東急不動産HDが注力していた渋谷エリアの盛り上げをおこなうことになったのが、本プロジェクトのきっかけ。『アイカサ』は、2018年12月に渋谷エリアで始まったサービスということもあり、もともとアイカサ社が渋谷の街に思い入れがあったこともプロジェクト推進のポイントです。「渋谷に遊びに来たけれど、雨が降ってきたことで移動ができず、困った経験がある」という声が多いことから、“近くで手軽に傘を借りられる状態”をつくりたいという想いから実施に至りました。
Target
ターゲットとして想定しているのは、主に3つのパターンです。
・渋谷エリアに訪れるすべての人
・突然の雨に遭遇して困っている人
・予報は雨だけど、必要な時にだけ傘を使い、雨が止んだら手ぶらで過ごしたい人
Why Now?
6月が環境月間であること、そして最も傘を必要とする梅雨の時期であることから、このタイミングでの実施となりました。
Planning Point
『2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト』の達成に向け、渋谷の街全体を巻き込んだ「for city」として施策を展開し、大手不動産会社や自治体との連携も踏まえた展開となっています。また、今回「傘のいらない街」を実施した渋谷エリアには、コンビニが75~80か所存在しています。その店舗数よりも多い100か所以上のアイカサスポットを設置することで、駅だけではなく渋谷のいたるところで『アイカサ』が利用できる仕組みに。「雨の日でも快適でハッピーに過ごせる」体験から、生活者の認知拡大を図ります。