話題の「マルハラ」解決に挑む、Simeji×愛知大学のプロジェクトに迫る|ジェニトピ

バイドゥ株式会社が提供するキーボードアプリ『Simeji』が、愛知大学の学生研究『チームJAWS』と共同で、「マルハラをまぁるくプロジェクト」を発足しました。同プロジェクトでは、SNSやメッセージアプリの普及に伴うコミュニケーション課題の解決を目的として、絵文字を活用した新しい表現方法が提案されます。活動の第1弾として、「マルハラ」に対する意識差を明確にするための、アンケートによる意識調査が実施されています。

Background

「マルハラをまぁるくプロジェクト」は、愛知大学から「絵文字に関する機能向上でコミュニケーションを円滑にしたい」という声が、『Simeji』に寄せられたことをきっかけに誕生しました。その際、あわせて送付された「提案書」には、学生の調査や機能提案が記載されており、「テキストコミュニケーションを改善したい」との想いが強く込められていたことから、『Simeji』が目指す「もっと円滑なテキストコミュニケーション」の実現により近づけると感じたそう。

そして、同提案書のなかに挙げられていた課題のひとつ「マルハラ(句点ハラスメント)」に注目。『Simeji』にも、同様の声が寄せられているものの、上司や教員などといった“無意識のうちに「マルハラ」をおこなっている可能性のある層”では、「若い人が言っているだけ」「そういう風潮があるらしい」との認識が多く、課題意識の差が生じていることから、第1弾の取り組みとして選択されました。
※「マルハラ(句点ハラスメント)」とは、文末に句点「。」を付けることで、冷たく感じられたり誤解を生んだりする表現として注目されているハラスメントの一種

Target
同プロジェクトは、「職場や日常生活で、部下や後輩と接する機会の多い世代」に注目しつつ、幅広い世代の人をターゲットにしています。その背景には、若年層と上の年齢層の間に生じる「テキストコミュニケーションの差への戸惑い」に対して、絵文字などを活用した円滑な意思疎通の手助けが必要だとの考えがあるそう。最終的なゴールは、全世代が快適にコミュニケーションできる機能の提供であるため、若い世代だけではなく、あらゆる人にとって有益な取り組みを目指しています。

Why Now?
年度末・年度はじめに向けて、新しいコミュニケーションが多く生まれるタイミングに合わせてスタートしています。特に、4月は職場や学校などで新たな人間関係が構築される時期であり、テキストコミュニケーションの重要性が高まるタイミング。そのため、今回のアンケート調査を通じて、年度はじめに向けた具体的なソリューションの開発や情報発信ができるよう進行しているそうです。

Planning Point

1.共感を生むテーマの設定
昨今話題となっている「マルハラ」を切り口にしつつ、誰もが経験したことのある“テキストコミュニケーションの難しさ”をテーマに設定。多くの人に関心を持ってもらえるフックとしています。

2.多世代に伝わるメッセージ設計
若者だけでなく、上の年齢層の人にも伝わるよう、「絵文字を活用した円滑なコミュニケーションの提案」という、シンプルかつ実用的なメッセージを採用しています。

3.大学生の視点の活用
愛知大学の『チームJAWS』との共同研究したことで、若年層のリアルな声を反映したプロジェクトとして、信頼性を高めています。

4.アンケートの活用による巻き込み
第1弾の活動であるアンケートを通じて、多くの人に「マルハラ」について考えてもらい、参加型の企画として、まずは認知を広げることを意識。これにより、単なる機能リリースではなく、社会的な関心を喚起する施策へと発展させています。

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引用元

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