Background
「マルハラをまぁるくプロジェクト」は、愛知大学から「絵文字に関する機能向上でコミュニケーションを円滑にしたい」という声が、『Simeji』に寄せられたことをきっかけに誕生しました。その際、あわせて送付された「提案書」には、学生の調査や機能提案が記載されており、「テキストコミュニケーションを改善したい」との想いが強く込められていたことから、『Simeji』が目指す「もっと円滑なテキストコミュニケーション」の実現により近づけると感じたそう。
そして、同提案書のなかに挙げられていた課題のひとつ「マルハラ(句点ハラスメント)※」に注目。『Simeji』にも、同様の声が寄せられているものの、上司や教員などといった“無意識のうちに「マルハラ」をおこなっている可能性のある層”では、「若い人が言っているだけ」「そういう風潮があるらしい」との認識が多く、課題意識の差が生じていることから、第1弾の取り組みとして選択されました。
※「マルハラ(句点ハラスメント)」とは、文末に句点「。」を付けることで、冷たく感じられたり誤解を生んだりする表現として注目されているハラスメントの一種
Target
Why Now?
Planning Point
1.共感を生むテーマの設定
昨今話題となっている「マルハラ」を切り口にしつつ、誰もが経験したことのある“テキストコミュニケーションの難しさ”をテーマに設定。多くの人に関心を持ってもらえるフックとしています。
2.多世代に伝わるメッセージ設計
若者だけでなく、上の年齢層の人にも伝わるよう、「絵文字を活用した円滑なコミュニケーションの提案」という、シンプルかつ実用的なメッセージを採用しています。
3.大学生の視点の活用
愛知大学の『チームJAWS』との共同研究したことで、若年層のリアルな声を反映したプロジェクトとして、信頼性を高めています。
4.アンケートの活用による巻き込み
第1弾の活動であるアンケートを通じて、多くの人に「マルハラ」について考えてもらい、参加型の企画として、まずは認知を広げることを意識。これにより、単なる機能リリースではなく、社会的な関心を喚起する施策へと発展させています。
Others
●引用元
