Background
ドミノ・ピザは、その社名にもある通りピザ屋ですが、ピザだけでなく、シェイクも大人気メニューのひとつ。シェイクシリーズ『プレミアムシェイク』は、注文が入ってから各店舗でひとつひとつ丁寧に手作りしている、ドミノ・ピザこだわりの商品で、2019年の発売以来、累計600万杯以上(2024年7月4日時点)を売り上げています。そんなシェイクをもっと味わってもらおうと、シェイクシリーズの名称を、社名を冠した『ドミノシェイク』に変更することに決定しました。
一方で、ドミノ・ピザが本格的なシェイクを提供していると知らない人も一定いるとの課題感も。そこで、『ドミノシェイク』への名称変更に先立ち、『ドミノシェイク』のみを取り扱うシェイク専門店『シェイクスタンド』を、2024年7月16日~21日までの6日間限定で、東京・表参道にオープンすることになったそう。ある街中に、シェイクだけの本格専門店をオープンすることで、ピザだけではない、「シェイクのドミノ」と呼ばれるように、広い認知を獲得することを目的としています。
Target
『シェイクスタンド』は、20~30代の女性がメインターゲット。表参道という土地柄、外出や買い物の途中、移動中の休憩の際などにも、気軽に立ち寄ることができる場所です。表参道駅からすぐの好立地に出店することで、ドミノ・ピザが誇る濃厚な味が人気のシェイクを多くの方に知っていただきたいと考えているそう。
また、これまでドミノ・ピザのシェイクをよくご利用いただいていた方にも、「夏限定シェイク」3種類の先行販売、シェイクスタンド限定の「表参道シェイク」4種類を提供することで、より熱狂的なファンになっていただくことを狙いとしています。
Why Now?
名称変更に先立った認知拡大のため、このタイミングでの出店を決めたそう。加えて、全国で「夏限定シェイク」の販売もおこなうため、先行販売することで、新商品の認知拡大の狙いもあります。
また、ちょうど夏休みが始まる時期。梅雨明けの兆しも感じられるこの時期に出店することで、暑い夏はドミノ・ピザのシェイクを片手に、ひんやりとした気分で過ごしてほしいとの願いも込められています。
Planning Point
①ピザ屋×シェイクの意外性
ドミノ・ピザが、ピザ屋だけど“シェイクだけ”の本格専門店にチャレンジすることの意外性を意識しました。ドミノ・ピザのシェイクを知っている人にも、知らなかった人にも、“ドミノ・ピザがシェイクに力を入れていること”を伝えられるような企画になっています。
②21種という販売種類の多さ
既存のシェイク14種類に加え、「夏限定シェイク」3種類に加えて、シェイクスタンド限定の「表参道シェイク」4種類の計21種類ものシェイクを販売。“シェイクだけ”でお客さんを魅了できる本格専門店をオープンすることで、生活者からの認知拡大を目指しています。
③『ドミノシェイク』への名称変更
ドミノ・ピザの自信作であることを伝えられるよう、従来の『プレミアムシェイク』から『ドミノシェイク』に変更しました。今回の名称変更にともなって、ドミノ・ピザのシェイクをより広く認知してもらうことが大きな狙いのひとつ。社名がついたネーミングは、代表的でありアイコンとなる商品を想起させるとともに、累計600万杯以上の販売数を超えるシェイクは、これからのドミノ・ピザの人気を担っていく商品だそう。ちなみに、ドミノ・ピザで、他に社名がついている商品は、1985年の創業以来、人気を誇る『ドミノ・デラックス』しかないそうです。
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