概要
有楽製菓は、2020年3月から『ブラックサンダー』に使用する原料のカカオを、児童労働廃止につながるものに移行する取り組みを行い、2022年9月15日生産分からすべての移行が完了しました。世界のカカオ生産量の約7割を占める西アフリカ地域では、農薬の使用や森林伐採で自然環境が破壊され、子どもたちを農園で働かせる児童労働が問題になっています。特に、日本のカカオ輸入量の8割を占めるガーナでは、18歳未満の子どもたちが77万人も労働しており、深刻な問題となっています。また有楽製菓は、2025年までに自社製品で使うカカオすべてを児童労働に頼らないものに変えることを目標に掲げて活動しています。
PRポイント
カカオ原料の100パーセントが児童労働廃止につながるカカオに切り替わったタイミングに合わせ、世界のカカオ生産量の約7割を占める西アフリカ地域での児童労働データの提示と、有楽製菓が取り組みを始めた背景と想いを伝えることで、生活者からの企業のイメージアップにも寄与した事例となっています。また、有楽製菓の本取り組みが多くの反響を呼び、SNSにて活発な発話がされています。
出典
●https://times.abema.tv/articles/-/10041627
●https://forbesjapan.com/articles/detail/51449
菅原 雄飛
株式会社マテリアル ブランドプロデューサー/Eagleメンバー
2021年12月にマテリアルに入社。プロデューサーとして、日用品や食品メーカー、施設など多種多様なジャンルのPR業務に従事。SDGs/ESGを専門としたマテリアル内チームを兼務。趣味はラグビーと映画鑑賞。