モノを売らないお店|株式会社ビームス

概要
ビームスが服にまつわるサステナビリティを多角的に考え、語り、取り組みをさらに一歩進めていくことを約束する9月29日の「つづく服。の日(つづく=9、ふく=29)」。制定から2周年を記念した取り組みとして、原宿の『JOINT AROUND the CORNER』にて、2023年10月20日〜10月22日の期間限定で、「モノを売らないお店」をオープンしました。このお店では、着られなくなった衣料品の回収に協力することで、ビームスの経年在庫や店舗の装飾家具等、商品として販売する予定がないものの中から好きなものを選んで持ち帰ることができます。回収した衣料品は、2022年11月18日よりビームスの一部店舗で実施している「BRING™(運営:株式会社JEPLAN)」の衣料品回収プログラムを通して、素材に応じてリユース・リサイクルされます。

PRポイント
アパレル業界の大手であるビームス社が、新しい服を売るのではなく、着なくなった服を店舗の新しい服と交換できるという回収をすることで、消費者のモチベーションにもつながる企画にしている点が良いと思いました。サステナビリティというと、ハードルが少し高いと感じてしまう生活者も多いと思いますが、普段の買い物の一部に組み込むことで参加障壁が低くなり、これまで興味がなかった人々を巻き込むことができると感じました。ビームスがこのような取り組みをおこなうことで、アパレル業界に対してのインパクトを与える可能性をつくっていますよね。また、思い入れのある服を持ち込み、その服にまつわるエピソードとともに次の使用者につなぐ「ストーリー交換ブース」では、値段のタグの代わりに洋服にまつわるエピソードを記した手書きのタグが付けられています。ただ回収するのではなく「服にまつわるストーリー」も一緒に物々交換するという仕組みに、ビームス社らしさが出ていると感じました。

出典
https://www.beams.co.jp/news/3719/

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黒瀬 和美
株式会社マテリアル ブランドプロデューサー/Eagleメンバー
2014年に新卒採⽤で株式会社マテリアルに⼊社。⼊社以降、AEとしてナショナルクライアントだけではなく、地⽅の企業や⾃治体案件までジャンルや業種を問わず幅広いクライアントを担当。現代社会が抱えるSDGsの様々な問題に対してZ世代が⾃発的に⾏動できる仕組みを共に作り上げていくプロジェクト『SDGzプロジェクト』と⽴ち上げにも携わる。また、マテリアルのサステナビリティプロジェクト・Eagleのメンバーとしても活動を⾏う。趣味はサウナ。