ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK|伊藤忠商事

概要
『ITOCHU SDGs STUDIO KIDS PARK』は、伊藤忠商事が運営しSDGsの発信拠点が集まる『ITOCHU SDGs STUDIO』内に2022年7月に開設されました。未来を担う世代である子どもたちが「遊び」を通してSDGsの考え方を体験できる施設で、それぞれのSDGsとの関わり方に出会える場です。企画設計にあたっては、こどもたちの視点に立ち「自然とやってみたくなる“遊び・PLAY”がある。その中にSDGsに通じる学びや体験がある。」ということを心がけ、SDGsをテーマにした4つのオリジナルエリアにて構成されています。SDGsに通じる玩具や絵本のほか、こどもたちが「社会」と繋がり共創する、SDGsをテーマにしたワークショップも開催しています。

【施設詳細】
1.ヒラメキオーシャン
プラスチックゴミが漂う海が映し出されたスクリーン。子どもたちがさまざまな種類のブロックを自由に組み合わせてつくった「海の生きもの」をスキャンすると、浮いていたプラスチックゴミのひとつが消えて、きれいになった海へ生きものが泳ぎ出します。実際にビーチクリーンで回収されたゴミをアップサイクルしてつくられたテーブルの上で、無限に広がる子どもたちのヒラメキと創造力が海をキレイにするだけでなく、海で暮らすさまざまな生きものたちへ豊かさを与えます。子どもたちはゴミ拾いをはじめとした自分たちのアクションが、多様な命が宿る海の保全につながることを学びます。

2.キコエルフォレスト
さまざまな動物たちがシルエットで描かれた壁に近づくと、その動物たちの鳴き声が自分だけに聞こえてくる不思議な森です。動物たちの声に耳をすまし、何の動物かを思い浮かべてみると、鳴き声を聞いたことのない動物が多いことに気づくはずです。多種多様な動物たちが共存する自然豊かな森の楽しさを体験し、動物たちを大切にする気持ちを思い出していただけます。

3.ステナイアトリエ
廃材には、子どもたちが見たことも触ったこともないものがたくさん。いろんな色や形を組み合わせて、文字や絵、立体などで「大切にしたい・好きなモノやコト」を表現する廃材アート体験を楽しむことができます。子どもたちの自由なアイデアで、捨てられるはずだった廃材にも無限の可能性が生まれるはず。身の回りで、「ステナイ」アイデアを活かせる場面があることに気づくきっかけを提供します。

4.ナナイロスカイ
7色のボールプールや白い雲のトランポリンで遊んだり、色分けされたカゴにボールを投げ入れてみんなで虹をつくったりすることができます。「分別が、いい未来に繋がること」を楽しく体験し、身近にできる分別の大切さや、協力することの楽しさへの気づきを与えます。

PRポイント
幼少期に「遊び」を通して、SDGsに興味を持つことができる施設です。こうした機会を提供する場を、国ではなく企業が運営し、無料で提供している点が良いと思いました。企業がSDGsに関連したイベントを短期で実施するケースは増えてきましたが、長期に渡り、未来の日本を背負うこどもたちが生活の中でも活かせるSDGsのアクションを促すことは素敵だと感じます。また、親御さんにとって、子どもが室内で安全に楽しく遊べる場所は訪れるモチベーションになるため、子どもだけではなく親目線でも連れて行きたくなる場所になっているのではないかと思います。

出典
https://www.itochu.co.jp/ja/kidspark/

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黒瀬 和美
株式会社マテリアル ブランドプロデューサー/Eagleメンバー
2014年に新卒採⽤で株式会社マテリアルに⼊社。⼊社以降、AEとしてナショナルクライアントだけではなく、地⽅の企業や⾃治体案件までジャンルや業種を問わず幅広いクライアントを担当。現代社会が抱えるSDGsの様々な問題に対してZ世代が⾃発的に⾏動できる仕組みを共に作り上げていくプロジェクト『SDGzプロジェクト』と⽴ち上げにも携わる。また、マテリアルのサステナビリティプロジェクト・Eagleのメンバーとしても活動を⾏う。趣味はサウナ。